格差社会の頂点

■上からモノ言うな
選挙が近づくにつれて、各政党が他政党の足引っ張りや野次の応酬に奔走する昨今、自分も一有権者としてまったく興味がないわけではありませんが、いつまで醜い争いを続けていくんだろうかと毎度ながら思うわけです。
特にも最近は脱政党・無所属だと票を伸ばすと、それこそ宮崎県知事戦法を取る方が多いように思いますが、無所属で当選してもいつの間にか政党所属になってたりと、あまりにも有権者をバカにした政治家が多くて辟易します。
太田総理やTVタックルといった政治をテーマにしたバラエティ番組はよく見るのですが、マスコミ先導にならないようには見ていますが、やはりとかく自分たちに甘く、国民に痛みを強いるやり方には正直頭にきます。
今度の参議院選挙はどうやら格差社会が論点になりそうなんですが、ぶっちゃけ政治家なんて富裕層側の人間でしょ。
つまりは格差社会のてっぺんにいる側が上から叫ぶだけでなく、下にさがって来いと言いたいですね。
個人的には格差社会というものがあれば底辺までいかずとも下層で生活をしている部類に入ると思いますが、そういう層に居る側からすればてっぺんから人気取りの為に良いこと言ってても何にも響かないんですよ。
同じ目線に立てない者が何を言っても説得力がないんです。
おそらく今の政治家や評論家が言っていることは格差社会底辺をいくらかでも自分たち頂点側に引き上げること、つまりは自分たちの体勢はそのままでということなんでしょうが、下層に居る側からすれば、当然金銭面的にも今より底上げしてくれればそれに越したことはないのでしょうが、底が上がるということは当然上も上がりますよね。
果たして意味があるのでしょうか。
格差を無くすということに前提で考えれば、むしろ富裕層側から下りてきてほしいと思うわけで、まずは政治家自身が痛みを感じる政策を取ってほしいと思います。
個人的に政治家は仕事の対価が金銭で支払われる職業にしてはいかんと思うわけです。
国家を動かす・国民の代表という大きな役割と責任を担うことに対して対価であるべきだと思うわけで、政治家という職業ではあってほしくない、当然金儲けの手段ではないと思ってほしいのです。
だいたい今の選挙も立候補者に対しての信任投票にすぎないじゃないですか。
信任があるなら当然不信任もあってしかるべきだと思うのですが、最高裁判官だけでなく、現職政治家や政党に対する不信任投票があったら、おそらく投票率は劇的に跳ね上がると思いますよ。
当然不信任になった政治家は辞めるべきだし、政党なら解体や政権交代もするべきだと思います。
今の政治家は国民投票を陣取り合戦の1コマ程度にしか考えていないようですから、むしろ1票の重み・国民の審判を3年・5年ごとの各選挙で真摯に捉えるようにしていただけたら、民主国家としてちゃんと動けるんじゃないかなと思います。
どうしても現体制は国民軽視・選挙の時だけ低姿勢なのがみえみえなので、しかも比例代表で当選した議員が国民に選ばれたという後ろ盾でふんぞり返ってる姿には、怒りすら覚えます。
ま、ともあれ政治家が世襲制でそれに平然と投票している国民がだらしなさすぎるよね。
2007/05/01(Tue) 23:49:43 | 雑言
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