レッドクリフPartU

■完結
10日公開日に見てきたんですが、PartTが壮大な予告編だったなと感じるほど濃密なPartUでした。
まあネタばれはしませんが、Tが各猛将にスポットを当てた個人戦がメインだったんですが、Uは集団戦の醍醐味が存分に楽しめます。
知略や二重三重の駆け引きなど、迫力もさることながらヒューマンドラマの要素もかなり詰め込んでいる贅沢な映画だと思います。
三国志という中では、数ある戦の中のひとつに過ぎないのですが、悪を悪として描いていないところは、今も昔も何かを成すにもそれぞれの信念があったのだと感じさせてくれる映画でした。
しばらく個人的にも三国志熱は続きそうです。

■パコと魔法の絵本
映画鑑賞はDVD派なのでこちらはレンタル。
最初は異様な世界感にキャラクターの造形に目くらましをくらった印象だったんですが、そういう異質なフィルターの効果なのか、話自体は見終わってみればベタな展開ながらも作中では以外な方向に進んだようにみせる手法(だと勝手に思ってる)に、最近涙腺の弱い自分は不覚ながらやられてしまいました。
キャラクターやお笑いの部分はコテコテでくどさを感じさせつつも、どこか道化師の持つ寂しさみたいな雰囲気を醸し出しているようで、何か作り手にうまく誘導されてしまったように感じたのは初めてかもしれません。
見た目で賛否分かれる映画なのかもしれませんが、冒頭少し我慢して見てもらうと、濃いキャラクター達だからこそ成立する世界なのかと実感できると思います。
個人的には泣きたい人にお奨め。
2009/04/13(Mon) 23:20:15 | 雑言
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