スピリット

■ジェット・リーよりリー・リンチェイ
小さい頃より拳法物の映画は大好きで、世代的にはジャッキー・チェンなんですが、こちらもジャッキーにはない型の美しさを誇るジェット・リー主演の「スピリット」見ました。
ジェット・リーより自分はリー・リンチェイの方が馴染み深いですが、「英雄」の時も凄かったけど、「スピリット」も凄かった。
本人が武術映画は最後だと公言し、その全てを映画に込めたと言っている「スピリット」なんですが、アクションシーンだけでなく、人間の内面もちゃんと描かれていて一人の人間の生き様を見させてもらった気分です。
こういう武侠物って日本だったら時代劇なんでしょうけど、日本人の侍魂とはまた違った中国人の武魂を見たように思います。
アクションシーンも確かに見所なんでしょうが、個人的には中村獅堂演じる田中と茶立てで会話するシーン。
「自然が作り出すものに優劣はない」という言葉、映画ではお茶の優劣について話し、武術によって競い合うこと、強さを求めることに集約されていくのですが、確かに優劣つけるのって他者なんだよな〜と。
いくら高級なものでも自分の口に合わなければ、それは普段口にしているものにも及ばないということだし、好みはひとそれぞれだから比べることに意味がない、総じて高みを目指すということが自己の追求に他ならないということでしょうか。
お互い磨き合うことで、自己を見つめ直す・・・ん〜そんな悟りを開いてみたいもんだ自分も。(わら
今日も内なる欲望と日々戦う自分です。
2006/07/26(Tue) 23:21:21 | 雑言
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