夏の終わり〜♪

■ポニョ
ま、さすがにいいおっさんが一人で見る映画ではないので、最近元気のなかったおチビさんを勇気付けに誘って映画鑑賞。
ちょっと前から「ポニョ〜♪ポニョ〜♪」って歌ってるもんだし、大人でも結構な人が頭から離れないメロディなんじゃないかなと思うのですが、話の中身が理解できなくても映画館という大きなスクリーンで見せるのもいい経験になるかなと思って見せたのですが、子供には単純にファンタジーとして見れる映画だと思うのですが、大人な自分は妙な違和感とどういう意図のシーン・台詞なのか分からずとも、なんでかちょっとホロってくる映画だったな〜と。
単純に言ってしまえば、ほんと日本版人魚姫みたいなんですが、どうも拭いきれない違和感を感じていたところ、たまたま某掲示板のスレ紹介サイトで、ポニョに関する考察を書かれているスレがあったので読んでみたんですが、思わずなるほどと思ってしまった。
まあネタばれになるので書きませんが、当然子供向け娯楽作品として全体の体裁を取りつつも、根底にあるのは宮沢賢治の銀河鉄道の夜に通じる部分があったのかなと。
多分、すっごい素直に見れる人は、無邪気なポニョと男の子の物語として見れると思うんですが、ちょっとでも穿った見方をしてしまうと色んな解釈で見れるような何か答えは出ないけど奥の深さを感じる映画になるんだと思います。
っていうか素直に見れなくなった自分はやっぱり大人になってしまったんだなと改めて実感。(汗わら
深読みとかあのシーンの意味とか考えることが、子供と大人の境界なんでしょうね。
ちなみに上記に書いた考察スレでも触れられていましたが、パンフをよく読んでみると(特にも婦人役のコメント)余計深読みを助長するようなことが書かれてたりするので、単純なファンタジー映画ではないと思いますよ。

■24TV
ハローが縁遠くなっていたのでここ数年はまともに見てないんですが、自分が歳を重ねる度に、こういう病気・障害者がいて可哀想だな〜と思う自分がすごく偽善者みたいな気分になるし、自分が健常者で良かったと安堵感を感じたりするのがすごく嫌だし、された方だって気分いいはずないですよね。
とはいえ毎年ちょこちょこ見てるのは、そういう感情を持っても自分がそういう立場にならない保障はないわけで、むしろ現実に立ち向かっている人たちを見ることは、自分が社会の一人として動いている以上、ちょっとした気遣いが出来る人間にはなっていきたいとは思っていて、自分より弱い(適切な言葉が見つからないのですが)立場にいる方に対しては、さりげなく動いてあげているつもり。
まあ、自己満足や善意の押し売りみたいな部分と捉えられても、過去左足骨折して病院通いやら何やらで松葉杖生活を経験している者としては、実はドアを開けて支えてもらっているだけでも嬉しかったりするので、そういう部分での貢献(まあホント些細なもんですが)は出来る大人にはなりたいなと。
ま、毎年心構えを見直すつもりで、多少でも見てたりします。
2008/08/31(Sun) 23:17:36 | 雑言
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