紅白落選

■大衆路線からの脱線
国民的アイドルともてはやされて幾星霜、ここ数年は「終わったアイドル」と卑下され続けてきましたが、年末の風物詩、ある意味一年で最も活躍した人・話題になった人が選出される紅白歌合戦に落選する年が来ようとは。
ま、予想外というわけでもなく、実際今年の女性アイドル市場の落ち込み方というか、一極集中化が激しいのでもしかするとと思っていたものの、賑やし方くらいで枠減らされても選出されるだろうと思っていただけに現実は厳しかったですね。
今回ハローだけでなく他女性アイドルも選出されていないことも、いわゆるメディアにほだされたオタク文化の終焉を物語っているかのようです。
年々視聴率が落ちてるとはいえ、30%を超える聴衆が見る歌番組に出れないというのは、特にも斜陽産業と化している女性アイドル界には大激震のはず。
思うにやっぱりどう考えたってここまで女性アイドルの地位をおとしめたのは、一部の熱狂的なファンのせいに他ならないと思うのですが、オタク文化がメディアに取り上げられると同時に一部にせよファン自体がメディア露出し始め、結果応援すべき対象を奇異の目にさらした結果に他ならないと思うのは全てではないでしょうけど、今日に至る一因であることは間違いないと思います。
だから個人的には公開番組や観客を入れたライブ形式の歌番組は好きではないのですが、必ずカメラに抜かれますよね。
結果的にメディアは熱狂的なファンを面白おかしく扱い、それをテレビ越しで見ている一般視聴者には奇異に映る、ファンが足を引っ張る様な結果では本末転倒、現状に至るのはなるべくしてなったといわざるを得ませんね。
もちろん大衆の規定路線から女性アイドルというカテゴリーが脱落し、マニア化していった部分も大きいのでオタク文化を持ち上げたメディアのせい、一部KYなファンのせいと言ってしまえば簡単なのですが、流行廃りは波があるのでこれも時代のニーズからは外れていった証拠と認めざる結果なのではないかなと、ひとり納得させている次第です。
そんな時代のニーズから外れたものを未だ未練がましく追っかけてるわけですが、いつの年代もアイドル冬の時代みたいな年はあったので、いずれ何かの波に乗ってくれるといいなと淡い願望を抱きつつ、今年の紅白、Perfume楽しみだなと思っている自分がいます。(汗わら

BBSでも琥珀さんのレスついでで失礼でしたがスレ立てしまして、唯一里田が出れるようですが、これまた残念ながら羞恥心のバーターっぽい感じで白組なのが、女性アイドルと男性アイドルの地位の差なのかなと。
おそらくPaboだけでなくヘキサゴンファミリーがバックでなんやかんやしそうですが、ともあれまだ微かに女性アイドルの現状維持に一役買っているのは事実だと思います。
とはいえ番組主導の脆さゆえ(消費の早さ=飽きられる、単一事務所のバックアップではない長期ビジョンの無さ)、来年も続く保障もなく、個人個人が生き残る者と消えていく者、当然ながら新たに担ぎ上げられる者と水モノな商売だと思うので、時流に乗るというよりも、時流を作るくらいの変化がハローにとっては必要なんじゃないのかなと。
個人的には今のハロプロはゲーム業界でいうアタリショックを引き起こした状態なんじゃないのかなと。
ハローに限ってはプロデュースを一人にしてしまったが為の質低下(曲だけでなくPV等広告展開も含む)は否めないし、特にも近年は独特な歌詞の言い回しが大分無くなって、非常に無難な作りが多くなってきていると個人的には感じてました。
ま、実際どこまで関与しているかは分かりませんが、クレジットされている以上何かしらで関わっているのは事実でしょう。
再三書いてきてますが、外部の血の流入は是が非でも行うべきではないのかなと。
有名無名に関わらず、外部を使うことはこれだけ低迷しているなら下手な博打も全盛期より打ちやすいでしょう。
もしくは内部の若手を育てる場にするのもいいんじゃないでしょうか。
2009年はすでにハローの構造改革が発表されているので、大きな変化がある分、返っていじり甲斐もあると思うので、好転してくれることを願うばかりですね。

そういえば、台湾オーディションは決定しても、韓国オーディションだかは頓挫してるんですかね。
アジア戦略もこれからなのか、はたまた大風呂敷をまとめ出したのか、とにかく先行きの不透明感が不気味でなりません。
2008/11/25(Tue) 23:52:36 | 雑言
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