■日本代表vsJ選抜
入場からすでに雰囲気が違っていた。
解説者の言葉よりも、選手の表情が言葉以上の何かを伝えようとしていた。
倉木麻衣の国家斉唱、鎮魂の祈りにも似た荘厳な歌声に、鳥肌が立ち、思想は別として日本人の一人として国歌の素晴らしさを改めて感じた。
チャリティーマッチと冠されても選手は真剣に真摯にプレーする姿に、スポーツを通して何かを伝えるというのはこういうことだと思った。
日本代表の素晴らしいプレーもそうだが、日本サッカーの立役者で現役のキングカズ。
正直選抜に選ばれたとしても、数分の出場機会で終わるんだと思ったけど、後半途中出場し、見事ゴールを決めると、思わず「スゲー」と声に出てしまった。
決めて欲しいと思っていた人が決めるというドラマみたいな展開に、神がかり的な力を感じた。
もちろん選手たちの努力もあったでしょうが、努力をしてきた人が結果を出したということが、被災地・被災者に何かしらで気持ちが届いたと思う。
内陸部に住む者として、ライフラインはほぼ復旧しつつも、被害の甚大な沿岸部に燃料・物資輸送が優先されていることから、逆に物資不足がまだまだ深刻で満足に活動できる状態にありません。
個人的に内陸部の人間は、直接現場にいって何かをするのも必要だと思いますが、復興を支援する側として、自分たちの足元を固めたうえで今後を見据えた経済活動の復旧を優先度を高くしていく必要があるのではと思い、むしろ自分を仕事を全うし、なるべく普通の生活リズムに戻そうと努力すべきだと。
被災地優先は重々分かっていますが、復興支援は近県・隣の市町村も大きな要なので、内陸部にも支援に行くための支援をお願いしたいと思います。
■沿岸地域の現状
母の知り合いで生存確認できていたものの人を通してまた聞きしていたので、どうしても顔を見たいということで、燃料もまだ十分供給されているとはいえませんが、大分好転の兆しが見えてきたので、母を安心させるためにも陣中見舞いに一路被災地へ。
山間から沿岸部に差し掛かったところ、すぐ目の前に飛び込んできたので、テレビを通して観ていた現状よりリアルで凄惨な光景が広がっていました。
テレビで見知ったところが映っても、どこか現実ではない感じだったのですが、目の前に広がる光景は、簡単に言葉では表現できない状態で、ありえない場所にありえないモノが載ってりたり、無数に散乱する生活の跡は、天災とはいえあまりの惨さに涙さえ出てくるものでした。
母の知り合いの自宅は2mほど冠水したものの、1Fの家財家具は全てだめ、家自体は見た目大きなダメージは無さそうでしたが1F部分は海水に浸かったため、生活にはかなり不便をきたしているようでした。
その後車窓から、小さい頃から海水浴に来ていたところ何かも見てきたんですが、壊滅的被害を受けていた地域とは聞いて観ていたものの、報道以上の惨劇に、幼い頃から昨年に至る夏の思い出が蘇り、あまりの変わりように言葉を無くすだけでした。
毎夏来ていた海水浴場は砂浜・松林・堤防・見知った店が全てなくなり、地形すら変貌していました。
確かにそこに、報道では伝わらない現実がありました。
現実は残酷です。
内陸から来た身とすれば、思い出の地のあまりの変わりように絶句していただけなのかもしれませんが、ここに住んでいた・いる方々にとって、この現状はこちらが思う以上に心痛のことと思います。
改めて出来ることはさせてもらいたいと思いました。
行きすがら一生懸命後片付けや、そこから何とか立ち直ろうとする人々に、逆に力ももらってきた気がします。
頑張っている人に「頑張って」とは言いません。
東北人としてここまで出来るんだと見せつけてやりましょう。
■現状で満足できない性
被災当時は水道以外全て不通という人生初の体験に、情報がないので世の中がどうなっているのかも分からず、寒さとろうそくの灯りの中、ただ漫然とした不安の日々で、せめて早く電気が復旧してくれればと願うばかりだったのですが、当時から比べれば、今は化石燃料の心配といっても輸送が大分進んできているので大きな不安ではありませんが、物流が遅れている中で食べたい物が売ってないとか、閑散とした店内、震災以降閉まったままのコンビニ、普段の生活がまだ送れていないことの苛立ちが多少でも湧き上がってくるのですが、全国ニュースでは届かない太平洋沿岸地域のローカルニュースを毎日のように眺めていると、帰って来れる家があって、電気もつき、テレビも見れ、あったかい食事も取れ、風呂にも入れるという人並の生活がいかに代えがたいものなのかと、被災当時は身を以て分かっていたはずなのに、手に入るものが増える度に、次々と欲が出てきてしまうのは何をもって幸せだと思うのか、今も大変な思いをしている方々の姿をテレビ画面を通してですが見ていると、欲を出さず我慢するということも幸せのひとつなんだと言い聞かせています。
一刻も早い普通の生活が送れる日々が来ることを、切に願います。
■テレビで見る発生時と経過と惨状
地震発生時は当然停電なので情報無し、翌日ワンセグ入るが充電の問題でまともに見れず、沿岸部が大変なことになっている程度しか分からず。
3日目、充電のやりくりをしながら主としてラジオからの情報獲得、4日目待望の電気復旧に伴い、自分の周りで起きた出来事を改めて知ったといった一連の流れですが、とにかく内陸部でも情報の無さにはパニックにはならずも不安が大きかったのですが、今まさに耐えている沿岸部の方々もそうだと思います。
で今現在、毎日ニュースは見ていますが、情報の薄かった3日目くらいは、首相も頑張ってくれているんだなと官房長官も頑張ってくれているんだなと会見放送ばかりを聞いていたので、そう思っていたのですが、テレビで情報が多々取れるようになると、こんな首相に任せていてていいのかとすごい不安になります。
枝野官房長官はテレビ画面を通しても、中間管理職の大変さが伝わってくるのですが、どうも首相会見は精神論ばかりで具体的な指示や方向性が全くといって無いのが、この先すごく怖いです。
一生懸命さは伝わりますよ、ただものすごいカラ回り感が半端ないです。
これでは被災地域の人々は返って混迷するだけです。
おそらく一番冷静に判断できていないのは首相でしょうね。
それが伝わってくるから、被災地にいる者の一人としては、ものすごく不安です。
メディアが報道してくれている被災地の現状、燃料・物資・医療等全てに対応してくれとは言いません。
それでも一国の元首が会見で、いつまでに燃料運搬するとか、物資をどこどこに運搬したとか、医師を何名派遣要請したとか、とにかく具体的な行動を聞かせてほしい。
「早急に手配している」とか曖昧な言葉は、被災者の耐える気力を削いでいることを是非とも分かっていただきたい。
全国的にとは思いますが、とにかく第一に燃料です。
燃料がなければ暖も重機も救急も支援も動きません。
せっかく全国から送っていただいている救援物資が、大量に内陸部で止まっているという報道もあり、皆さんの善意が滞っているのが現状です。
公共機関で移動できる方、暖房や食生活が電気でまかなえる方、お願いですから買い溜めという行為はせず、なるべく被災地にまわってこれる様、ご協力をお願いしたいと思います。
■電気のありがたみ
11日の東北巨大地震、当方は内陸部だったのですが、震度6強の威力は凄まじく、当時は社内にいたのですが、3日前に震度3程度の地震があったばかりなので、同僚が外に逃げる中、自分はすぐ止むだろうと安易に思っていたのですが、次第に横揺れが半端ではなくなり、周りの棚から書類等が落ちる中、目の前で激しく動くラックからこのノートPCを守るべく、ラックを意地で押さえていて、結局自分の周囲は落下物が散乱、少し落ち着いたところで急いで電源コードを抜き、外に持ち出して事無きを得ました。今思えば頭上に蛍光灯があるので落ちてこなくて良かったと思うばかり。
まあその後は停電、電話不通、水だけは出ている状態で、本日待望の電気が復旧、と同時に光回線も復旧し、今こうしてネット環境に復活できました。
4日振りにお風呂にも入れ、食糧も贅沢しなければ今のところ問題ないようです。
被災中は停電なので情報がとにかく欲しくて、ラジオ・ワンセグで調達していたのですが、今日電気が通ったことでテレビで見る惨状に只々唖然とするばかり。
かつて知ったる町や景色が「あ〜あそこまで津波が来たのか」と、ある程度地元の地理・海抜・標高差が分からなければテレビ以上に被害の甚大さを痛感します。
目下問題は沿岸部もでしょうが、化石燃料の供給不足です。
10日に運よく自家用車のガソリンは満タンにしていたのですが、今現在も通勤に使っていて半分以上は残っているものの、家で使用する灯油然り、給油できる見込みがなく、燃料問題が長引くと会社まで徒歩通勤になりそうです。
家は暖房を電気機器に切り替えたので、灯油の消費は大分控えることが出来るのですが、田舎は車移動が基本なので、ちょっとというかかなり心配ですね。
ま、今こうして電気も通り、ネットで情報収集が出来、衣食住に普段通りではなくても温かいごはんが食べられるだけでも、沿岸部で被災された方々に比べれば、まだ大分マシなのでしょうから、あまり贅沢も言ってられないところです。
関東圏の方々も節電に協力してくれているようなので、微力ながら当方も必要最小限の電気消費にし、沿岸部の一刻も早い復旧を願う次第です。
本当は、内陸部からも救援活動に行きたいのですが(当方は要請があれば行ける立場)、内陸部もやっとインフラが復旧したばかりなので、満足な体制を取れないことと、何より燃料の問題で緊急車両優先、沿岸部への道路も一般車両の規制されていることから、まずある程度内陸部の充実化を図ってもらわないと、応援に行く車も満足に出せないという状況なので、燃料問題は東北だけの問題ではないようですが、公共網がマヒしているので、何とか融通をきかせていただけるとありがたいですね。
まずもって沿岸部の皆さん、亡くなられた方々にお悔やみを申し上げ、被災された方々の早期復興をお祈りいたします。
■英会話
兼ねてから英会話でも出来たら世界が広がるだろうなと思っていて、いざ海外旅行したら、まあ中学英単語で切り抜けたにせよ、コミュニケーションしようにも英語で会話出来てたらな〜と思うケースが多々あったので、一念発起して4月から英会話教室に通うことに。
駅前留学ではないのですが、社会人なので週1で夜2時間勉強することにしました。
約4ヶ月くらいなのですが、出来れば洋画の字幕無しで理解できるまでにはなりたいけど、まあ頭も大分固くなってきているので、日常会話までは習得し、TOEICか英検の資格は取っておきたいと思ってます。
まあこれも社会人スキルのひとつだと思っているので、ビジネスだけでなく趣味やら色々活かせそうですしね。
■売れてないのか・・・
ゲームショップのぞいてみたら、3DSが余裕で売られてました。
今使用中のDS Liteもヒンジ割れがあって、最近画面が乱れることもあり、様子見していたんですが、Liteの時にようにしばらく欠品状態かと思っていたのですが、本体の売れ上げは鈍化しているようですね。
とりあえず保護シートも貼ってしばらくARカードとか内臓ゲームで遊んでみましたが、確かに裸眼で3Dを感じます。ただ3Dといっても昨今の映画の飛び出す系ではなく、奥行きによる立体感って感じでしょうか。とりあえずレイトン教授を買ってきましたが、如何せん目の負担は思いのほかあります。真正面からでないと3D効果は得られず、多少視点が左右にズレてしまうと二重に見えてかなり見辛いです。ま、しばらくレイトン教授とLiteの下位互換で楽しむようになりそうです。
■私の優しくない先輩
正直はんにゃが生理的に受け付けないのですが、川島海荷目当てで鑑賞。
昨今の清涼感のあるCMに多数出演している若手女優さんですが、グループ活動のひつりというよりも女優業をしているのがよいですね。
で映画自体は、一見とっつきにくいし、アクの強いキャラクターが出てきますが、自分の病気で人生をある程度達観・妄想の世界に生きる少女、現実は見ようとせず、自分の領域と他者との接触は建前を前提に嫌なことはしない、いわば現実を受け入れがたいものとしての理想を抱いたまま亡くなってもいいとさえ思っている。そんな非現実世界で生きる少女に傍若無人で侵入してくるうざい先輩。確かにキャスト的には違和感がない。そんな先輩に振り回されながら、否が応でも現実と向き合わざるを得ない少女のラブコメディなのだが、映画自体のぱっと見は妄想シーンが抽象すぎて、やや哲学がはいっている点、序盤とっつきにくいです。
もしかすると前半は何だコレといった印象かもしれません。ま、後半格段に良くなるわけでもありませんが、うざいけど気になるアイツに心境の変化が、妄想の世界から現実を受け入れるというラブコメとシリアスがちょっと混在して、コメディ部分はとびますが、結果どうなったのよといった疑問、いわゆる視聴者におまかせという展開にはちょっと残念。ま、EDロールの長回し、往年の広末カバー「MajiでKoiする5秒前」はなかなか良かったです。
ま、結論的には川島海荷、可愛いってことなんですが。
映画自体は薄っぺらいが、女優単体と見れば及第点でしょう。
最近のポッキーのCM、一生懸命走る姿もいいね〜。